テニスにおいて足の動きというのはとても重要です。
テニスで安定したショットを打つためには、できる限り素振り通りのスイングで、一定の打点でボールを打つ必要があります。
ボールは自分の打点には飛んできません。自分で動いて、ボールが自分の打点にくるようにしなければいけません。
そのため、足の動きはとても重要になってきます。
テニスにおける足の動かし方
テニスでの足の動かし方は少し特殊です。
50m走が速い人がテニスをしても、テニスにおいて素早く動けるわけではありません。
逆に、50m走が遅い人でもテニスでは素早く動ける可能性があります。
それはテニスの足の動かし方が普通の走り方とは違うからです。
テニスでは基本的に「サイドステップ」を使って移動します。
サイドステップとは
サイドステップとは正面を向いた状態で横に移動するためのステップです。
テニスではボールを見つつ移動する必要があります。
そのため、顔は正面(ボール)を見つつ、移動できるサイドステップが使われます。
サイドステップは簡単にいうと反復横跳びと同じです。
以下の動画がサイドステップの練習として参考になります。
足の動きに注目してご覧ください。
また、前衛が下がってスマッシュを打つ時にもサイドステップを使います。
この場合は、後ろに下がるという縦の動きになるため、顔は正面(ボール)を見て、体は横を向くことになります。
サイドステップを覚えたてのうちは慣れないため、ぎこちなくなってしまうかもしれません。
しかし、サイドステップは「ボールを見ながら移動して、かまえる」という動作に最適な移動方法です。
身につければスムーズに動けるようになりますので、ぜひ身につけてください。
サイドステップ練習方法
サイドステップの練習は上で紹介した動画のような動きを繰り返すことが効果的です。
実際にボールを打たなくてもコーンの周りをサイドステップで回って、構えてスイングするという一連の動作を繰り返すだけでも十分効果はあります。
これは、テニスコートでなくても家でも可能な練習なので、慣れるまではとにかくたくさん練習することをおすすめします。
この時、素振りのやり方でも紹介したように実際に飛んでくるボールを想像して行うようにしましょう。
想像するのと、しないのとでは上達の速度が全然違います。
ラケットとコーンさえあればできる練習ですので、家などでも簡単にできます。
コーンはテニスのいろいろな練習で使えるので、持っておいて損はないです。
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