テニスシューズにはオムニ・クレーコート用とオールコート用があります。
初心者にとって両者の違いはわからないと思います。
しかし、確かな違いがあります。
今回はその違いに関してと、共通する機能について紹介していきます。
共通の機能
テニスではサイドステップのような横の動きが多いです。
そして、基本的にダッシュ&ストップの繰り返しです。
そのため足には多くの負荷がかかります。
そんな負荷を和らげてくれるのがテニスシューズです。
テニスシューズには衝撃を吸収し、足への負担を軽くするクッションの機能が付いています。
また、足がねじれるのを防止するために、中心部分(土踏まず部分)は固く作られています。
安物の場合はここがやわらかいです。
これらの機能は、オムニ・クレーコート用、オールコート用どちらのシューズも持っているものです。
YONEXのパワークッションシリーズは卵を落としても割れないようなクッションが使われているらしいです。
違う部分
それではオムニ・クレーコート用とオールコート用のテニスシューズの異なる点を紹介していきます。
それはソール部分(靴の裏)です。
オムニ・クレーコート用のソール部分は滑りにくいように小さな突起がいくつもあります。
これは、コート表面が土や砂で滑りやすいため、スパイクのような役目を果たします。
野球やサッカーのスパイクほど突起が大きくないのは、程よく滑るようにしているためです。
滑ることで、足への負荷を分散させることができます。
これに対して、オールコート用のソール部分は平らに近くなっています。
これはコート表面が滑りにくい材質なので、少しでも滑りやすくして足への負担を軽くするためです。
下の画像は上がオールコート用で、下がオムニ・クレーコート用です。
まとめ
オムニ・クレーコート用とオールコート用の違いが理解できましたでしょうか。
どちらもプレーヤーの足の負担を減らすために工夫して作られています。
少しプレーしただけでは違いは感じないかもしれませんが、長い時間プレーしているとじわじわと効いてくるのが足へのダメージです。
長い時間プレーをしているとシューズの違いによって足へのダメージに明確な差が表れてきます。
理想としては2足のテニスシューズを用意しておいて、プレーするコートのサーフェスによって使い分けるといいでしょう。
または、オールコート用1足がいいです。
オムニ・クレーコート用のテニスシューズを履いてハードコートでプレーした場合グリップ力が強すぎて、足への負担が大きくなります。
怪我へつながる可能性もありますので、これだけはやめましょう。
こちらのページでテニスシューズの選び方を紹介しています⇒ソフトテニスを始めるために準備するもの
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