ソフトテニスを始めるためには最低限、以下のものを準備したほうがいいでしょう。
特に大事なのは、ラケットとシューズです。
といってもラケットもシューズも毎年新しいものが発売されていて、たくさんの種類があります。
初心者の方はどれを選べばいいかわからないと思います。
ここでは、各ラケット・シューズの特徴といっしょに、初心者の方におすすめのラケット・シューズを紹介しています。
ラケット
ラケットにも種類がたくさんあります。
ラケット選びで重要なポイントは自分に合ったラケットを選ぶことです。
他人が「このラケットはいいからおすすめだよ」といっていても、そのラケットが自分に合うかどうかはわかりません。
良いラケットとは自分に合うラケットだということを頭に入れてラケット探しをしてください。
ラケット選びの基準
それでは自分に合うラケットとはどういう基準で探せばいいのかというと、基準の一つにパワーがあります。
パワーのある人⇒飛びにくいラケット
<飛びにくいラケット例>
パワーのない人⇒飛びやすいラケット
を選ぶといいです。
テニスでは基本的に70%~80%くらいのパワーでボールを打ちます。
たとえば、パワーのある人が飛びやすいラケットで70~80%の力でボールを打つとコート内に入らず、アウトしてしまいます。
だからといって、無理に力を抑えて50~60%くらいの力で打とうとすると変に緊張してしまい、ミスをする可能性が高くなります。つまり、70~80%の力で打った時にコート内にボールが入るラケットを選ぶといいです。
といっても初心者の方は、まだラケットの振り方もわかっていないという方が多いと思います。
そんな人に「70~80%の力で打った時に、コート内にボールが入るラケット」といってもわからないと思います。
また、初心者の人がラケットを借りて、試し打ちをしたところで、その時点ではラケットの振り方もまだしっかりしていないので、ラケット選びの参考にはなりません。
なので、私がおすすめする初心者のラケット選びの際の基準は連続してできる腕立て伏せの回数です。
腕立て伏せ0回~15回の人
⇒面が大きくて、分厚いラケット(=ボールが飛びやすいラケット)
腕立て伏せ40回以上の人
⇒面が小さくて、薄いラケット(=ボールが飛びにくいラケット)
私は中学生から部活でテニスを始めたのですが、最初に買ったラケットは見た目で選んでしましい(ボールが飛びにくいやつ)、失敗しました。というのも、当時の私は腕立て伏せが10回もできないくらいパワーがなかったからです。
思いっきり打たなければボールが飛ばず、ずっと思いっきり打っているのですぐに疲れてしまう。という悪循環でした。
結局、母親のラケット(母親もテニスをしていた)を借りて1年と数か月部活をすることになりました。
部活のなかでは筋トレなどもするので、だんだんパワーがついてきます。私の場合、中学2年の夏休みにようやく最初に買ったラケットを使えるくらいのパワーがつきました。
前衛用ラケットと後衛用ラケット
ソフトテニスのラケットには前衛用ラケットと後衛用ラケットがあります。
ソフトテニスにおける前衛とは、主にネット際に立って、ボレーやスマッシュをする攻撃的なポジションです。
後衛とは、主にベースライン(コートの後ろのほう)に立って、ラリーを中心にプレーをするポジションです。
ラケットにも前衛向きのラケットと後衛向きのラケットがあります。
しかし、これはあくまでもメーカー側が設定したものであって、前衛が後衛用ラケットを使うこともできますし、その逆もありです。
そもそも、現在のテニスでは前衛も後衛もできることが望まれます。
そのため、ラケットは自分の好みで前衛用、後衛用は気にする必要はありません。
まとめ
初心者の人は腕立て伏せの回数で自分にパワーがあるかないかを判断する。
パワーのある人は飛びにいラケット、パワーのない人は飛びやすいラケット。
まずはこれを基準にして、それぞれのラケットの中から見た目などで判断するといいと思います。
こちらのページでは各ラケットの飛びやすさなどを数値化して紹介しています⇒<YONEXラケット_性能別一覧>
なお、本サイト管理人による初心者へのおすすめラケットランキングはこちら
シューズ
テニスコートではテニスシューズを履くというのがマナーです。
テニスシューズを選ぶ際に最も重要視しなければいけないのは、自分の足にフィットするかどうかです。
普通の靴を買う場合は見た目で選んで、多少足に合わなくても大丈夫です。
しかし、テニスシューズの場合はそうはいきません。シューズはラケット以上に慎重に選ぶべきだと個人的には思っています。
それではテニスシューズにどんな種類があるのか紹介していきます。
テニスシューズの種類
テニスコートはサーフェス(コートの表面)によって、大きく3種類に分類されます。
オム二(またはグラス)コート(人工芝)、クレーコート(土)、ハードコート(合成樹脂)の3種類です。
テニスシューズにはそれぞれのコート専用のテニスシューズとすべてのコートで使用できるオールコート用があります。
こうしてみるとすべてのコートで使えるオールコート用がいいように思えますが、オールコート用のテニスシューズはすべてのコートでそこそこの性能を発揮するという意味であり、専用シューズのパフォーマンスには劣ります。
テニスシューズの選び方
テニスシューズの選び方は現在の状況によって変わります。
学生の方
中学生、または高校生でソフトテニスを始めようと思っている方は、クレーコート用またはオールコート用をお勧めします。
その理由は、学校のテニスコートというのはほとんどがクレーコートだからです。
そして、大会で使用されるコートもクレーコートが多いです。
ただし、一部の私立の学校などはハードコートやオムニコートを使っているので、その場合は例外です。そこは確認してください。
なお、迷った場合はとりあえずオールコート用を買っておくといいと思います。
学生の場合、練習量も多いためテニスシューズがすぐにダメになります(おそらく1年間ももたない)。そのため、最初はとりあえずオールコート用を買っておいて、2足目はその時のコートに合うものを買うということもできます。
どのコート用のシューズを買うか決まったら、その中から自分の足に合うものを探すといいと思います。
社会人の方
社会人でソフトテニスを始めようと思っている方には、ハードコート用、またはオムニコート用をお勧めします。
その理由は、レンタルコートはハードまたはオムニコートが多いからです。
社会人でテニスをしようと思うと、コートをレンタルしなければいけません。そのほとんどはオムニかクレーです。
しかし、これからテニスを始めようと思っている人でどれだけ続けるかまだ分からないという人はオールコート用を買うのもいいかもしれません。
ある程度テニスが楽しくなってきて、これからも続けようと思ったタイミングでコート専用シューズを買うという選択肢もありです。
ボール
ソフトテニスのボールはゴムボールです。
使っているうちに空気が抜けてきますので、空気入れも一緒に買っておきましょう。
基本的に当たっても痛くありませんが、冬場にめちゃくちゃ早い球が当たったりしたら結構痛いです。
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服装
服装は動きやすい服装ならなんでもOKです。
テニスウェアでメジャーなのは、ヨネックス、ミズノ、バボラ、アディダス、ウィルソン、ナイキといったところでしょうか。
ちなみに日本一のテニス選手である錦織圭選手が来ているのはユニクロです。
ユニクロにも種類は少ないですがテニスウェアがあります。
ちなみに世界ランク1位のジョコビッチ選手が着ているのもユニクロです。
種類は少ないけど、機能性はよさそうです。
こんなやつです⇒2014全米オープン錦織着用モデル