ソフトテニスのルールは最初は少しわかりにくく感じるかもしれませんが、とても簡単です。
このページではソフトテニスのルールと専門用語を図を中心にわかりやすく説明しています。
ダブルスの試合の流れ
まずは簡単な試合の流れを図に示しながら説明していきます。(Aさん・BさんペアVS Cさん・Dさんペア)
1試合は基本的に4ゲーム先取で行われます(4ゲームを先に取ったチームの勝ち)
1ゲームは4ポイント先取です(4ポイントを先に取ったチームの勝ち)
1ゲームの流れは次のようなかんじです。
ポイントはサーブから始まります。
まず、Aさんがフォアサイド側から対角線上の相手コートサービスエリア(Cさん)にサーブを打ちます。
サーブの打ち方は自由です。対角線上のサービスエリア内にノーバウンドでボールが入ればOKです。
ちなみにサービスライン上でボールがバウンドした場合もサーブは入っていることになります。
テニスではサーブ以外のボールでもラインに少しでもボールが当たっていれば、そのボールは「イン(入っていること)」になります。
ボールが一度ネットに当たって、サービスエリア内に入った場合はレット(ネットイン)となり、もう一度サーブをやり直すことができます。
サーブは2回打つチャンスがあり、1回目のサーブをファーストサーブ、2回目のサーブをセカンドサーブといいます。
ファーストサーブが外れた場合(フォルトという)にセカンドサーブを打ちます。セカンドサーブも外した場合(ダブルフォルトという)は相手チームのポイントとなります。
サーブが入った場合は、そこからポイントが始まります。レシーバー(Cさん)はAさんの打ったサーブがバウンドした後に、2回目のバウンドの前に打ち返す必要があります。(ちなみにサーブを打ち返すことをレシーブと言います)。
レシーバーがレシーブしたボールを今度はAさんチームが2バウンドする前に打ち返します。サーブだけはバウンドした後でなければ打ち返せませんが、サーブ以外のボールはバウンドする前(ノーバウンド)でも打ち返してOKです。
Aさんがフォアサイドからサーブを打ったら、次にAさんはバックサイドから対角線上の相手コートサービスエリア(Dさん)にサーブを打ちます。その次はAさんがフォアサイドからサーブ、その次はバックサイドからサーブ…というふうにAさんがサイドを変えて、どちらかのチームが先に4ポイントを取るまでサーブを繰り返していきます。
4ポイントを取ったチームがそのゲームを取ったことになります。
ゲームが変わるとサーブを打つ人も変わります。(次のゲームはCさんDさんペアのどちらかがサーブを打つ)
ポイントの数え方
ポイントの数え方はサーブを打ってるチームのポイントを先に数えます。
例えばAさんがサーブを打っていて、Aさん・Bさんチームのポイントが2、Cさん・Dさんチームのポイントが3の場合2-3(英語読みなのでツースリー)となります。
1-1などのようにポイントが同じときは(ワンオール)となります。
ちなみに0はラブと読みます。なので、1-0の場合は(ワンラブ)となります。2-2の場合は(ツーオール)。
ゲームの最初はポイントは0-0ですが、(ラブオール)ではなくゲームカウントをコールします。
例えばゲームカウントが2-5の場合、(ゲームカウントツーファイブ)とコールします。
余談ですが、硬式テニスの場合はソフトテニス(軟式テニス)とはポイントの数え方が違います。ソフトテニスで0,1,2,3と数えるのが硬式の場合は0,15,30,40となります。
デュース
ポイントが3-3になった場合をデュースといいます。
デュースになった場合、2点差がつくまでゲームを続けます。
デュースの時のポイントの数え方は少し特殊です。
まず、3-3になったら(スリーオール)ではなく(デュース)といいます。
デュースの時にサービス側がポイントを取ったら、(アドバンテージサーバー)、レシーブ側がポイントを取ったら(アドバンテージレシーバー)となります。
「アドバンテージサーバーの時にサービス側がポイントを取る」または「アドバンテージレシーバーの時にレシーブ側がポイントを取る」とそのゲームが終わります。
もし、終わらなかった場合は再びデュースになります。
サーブ権の交代
1ゲームのなかでは決まった一人がサーブを打ちます。たとえば、最初のゲームはAさんがサーブを打ったとします。
1ゲーム目が終わると、2ゲーム目は相手チーム(Cさん・Dさんペア)の一人がサーブを打ちます。
2ゲーム目が終わると、3ゲーム目はBさんがサーブを打ちます。4ゲーム目は、(Cさん・Dさん)ペアのサーブをまだ打ってない方がサーブを打ちます。
そして、5ゲーム目は再びAさんがサーブを打ちます。
これを繰り返していき、どちらかのペアが6ゲームを取った時点で試合終了です。